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おろかもののはのレビュー・感想・評価

おろかもの(2019年製作の映画)
1.3
結婚を控えた兄を持つ妹が、兄の浮気相手と仲良くなる話。

不倫というものはね。
銭湯の湯船の中でおしっこをする行為と同じなんですよ。
違う、と思われた方は論理的に反論してみてください。
考えれば考えるほど、残酷なまでに「同じ」と言うことがわかる筈です。

んで、そう言う事をさあ、どう言うつもりか同僚に話すと言う人間界で最もキモい部類の行動をする登場人物。
フィクションとはいえキモすぎるぞ。
「おれは県内15のスーパー銭湯の湯船で放尿する事に成功したんですよw」とか自慢げに話してくる奴ってどうなの? 自分ならドン引き通り越してその場で後先考えず撲殺してしまうかも知れない。
なんかちょっと制作側にも、不倫は大人の世界! かっこいい! みたいな思想を感じてキモいの臨界点を突破。

しちゃいけないところでお漏らししちゃうのはボケ老人か赤ちゃんだけの特権です。
だからこの人たちは銭湯には入れない。
そういうね、自分の便意すら自力でコントロールできない人間。
それが不倫してる人間です。
どうしてもするなら誰にもバラさないのが人として最後の尊厳です。
マナーじゃなくてその人自体の尊厳ね。

不倫する人間の何が嫌いかって、バレた際に必ず錯乱してみっともない醜態を晒す所。
これは無謀運転で事故を起こした人間にも共通することなんですが、何故そうなるのかと言うと、その行動に覚悟が伴っていないからなんですね。
人は誰しも、遊ぶのにもご飯食べるのにもトイレするのにも寝る事にも自分で責任、言わば覚悟を持ってやっているわけですね。
遊びすぎてやるべき事を終わらせられなかったり、食べたいものを食べ過ぎて太ったり、寝過ごして遅刻したり、そう言うことを大なり小なり理解して、自分で責任を取って生きてるわけです。
大人だから。

自分で責任をとる覚悟もない事をやっちゃう。
だからバレた時醜態を晒す事になるんですよ。
バレた後にそういう醜態をさらさないならやってもいい。
でもそれって、銭湯で風呂桶の外から湯船に向かって放尿するのと同じなので、どちらにしろ人間としては終わってると思います。

不倫テーマに作品作る人は、まず前提として恥ずかしい行為だと言う事をわかって作ってくれ…
ちょっとでも美化とか本当にキモいから。
「銭湯の湯船で人知れずおしっこをする行為」をかっこよくするとか無理だから。

あ、浮気はいいです。
浮気は好きにしてください。

作品は妹がアタオカ過ぎて意味がわからなかったです。
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