このレビューはネタバレを含みます
変わったテンポの会話の間が、物語の世界観や主人公のキャラクターに合っていて、不思議と見入ってしまえた作品。
バンドと不良と愛と絆。古美術と古武術の、内気そうなグループと、ごりごりの不良グループが、趣味を通じて打ち解ける様子が好き。
ギター弾く森田の手にしっかりブラーが手描きで描かれててすごっと思いました。走るケンジを追いかけるようなカメラもいい。手書きだから余計に感じるカメラ撮影を意識した意図的な味つけが癖になる。
原始的な音もいいっすね。最初から最後まで、ただ好きなように音楽をしてた所に、何か感じるものがあった。