アーロン・ポール目的で鑑賞。ずっと観たかったやつ。
彼の予想外の役柄と期待以上にいい映画で2回観ちゃった。
いい意味で色々と裏切られた。
シングルマザーの母デボラとそんな娘もシングルマザー、そしてその息子の3世代3人暮らし。
母娘というより姉妹だった。ずっと見ていられる絶妙に心地いい関係だったのに…。
そんな娘が幼い息子を置いて失踪。
邦題は『シングルマザー』
英題は『American woman』
シングルマザーとしての強さと、女性としての弱さ/脆さ。
母親になったって女性は女性。
恋もするしオシャレもする。体が寂しくなったら男を求めて悲しくなったら泣く。
そんな女性として必死に生きる姿をストレートに描いてたように思う。
娘の失踪からサスペンスチックかと思いきや終始デボラと孫息子のリアルな日常風景。
｢結婚は生きるための手段｣なんて現実で聞くことがたまにあるけどそんな部分も垣間見えたなー。
孫息子のクズ男への歯ブラシ復讐はナイスだった笑
特別ストーリーに起伏のあるような物語ではないしどちらかといえば地味な映画。天気で言うとずっと曇り空みたいな。だけど最後は雲から太陽が覗き出すような、そんな映画。
エンドクレジットでリドリー・スコットの名が出てきてビックリ。製作に携わってたらしい。監督(ジェイク・スコット)は息子さんなんだね。才能受け継いでると思う。
