開明獣

藍色少年少女~Indigo Children~の開明獣のレビュー・感想・評価

4.0
夏休みだにゃー😼

「昔は良かった」って誤解されやすい言葉だよね。今を否定して過去に埋没した年寄りの繰り言みたいなイメージがどうしてもつきまとっちゃう。でもそうじゃないんだよね。今は今でいい。スマホもフィルマもバーガーキングもジブリもある世界は悪くない。けれどノスタルジーをわたしらの世界から取っ払ってしまったら、とても味気のないものになってしまうしまうじゃあないですか😔

だから、昔も今も過去を懐かしむ意味で、過去に子供だった大人たちは呟くのです。「昔は良かった」ってね😌そんなノスタルジーに満ち溢れた、夏休みにぴったりの作品が配信でも観れるようになったよ!亜魔腐羅で観れます😊

ホシノテツオくんの夏休みは忙しい。ゲイジツ作品の制作を手伝ったり、サッカーの試合をしたり、演劇に参加したり、村に住み着いた吟遊詩人と交流したり、福島から来た子供達と遊んだり、と、そんな目眩がするほど忙しいテッチャンの夏休みを追いかけた作品です。

心に傷を負うのは大人だけじゃない。子供だって、心がボロボロになりながらも、なんとかしようと踏ん張って生きている。周りの大人たちや友達から助けられたり、逆に友達を助けたりしながら、少しづつ、少しづつ、心は癒されていくのかもしれない。

メーテルリンクの「青い鳥」。代表作が、ジュブナイルの戯曲の作家はノーベル文学賞史上唯一。それだけシンプルにして難解なテーマなんだと思う。それをこの作品はうまくモチーフとしてさばいている。青い鳥は、笑顔の中にいるんだそうな。その青い鳥を、テッチャンたちは探しにいく。冒険の予感に出逢いと別れ🥺

この作品の舞台となった、藤野の山の稜線が、まろくやわらかい。倭の国の自然なんだな、としみじみ思う⛰️

縁側に座って風鈴の音を聴きながら西瓜食べたいなー🍉蚊取り線香焚いて、蚊帳の中で蝉の声を聴きながらお昼寝したいなー😴

昔は良かったなあ😌
開明獣

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