『ヒンディー・ミディアム』
＝ヒンディー語で授業を行う公立学校…のことらしい。
というか、日本版のパッケージややこしい。
タイトルが『英語が話せないなんて！』に見えるんですけど…笑
とある中流階級家族のお受験の話。
娘を何とかして有名私立校に入学させたいラージとミータ夫妻。
その為だけに高級住宅街に引越したり、上流階級の親グループに入れてもらおうと努力するが上手くいかない。
受験結果も全滅…。
名門校は親の学歴も調査するというのが最大の原因だった…
最後の手段は、低所得者層対象の優先枠での入学しかないと教えられた夫妻は、ボロ家を借りて低所得者に成りすますことを決意する…
インドの教育問題をリアリティに描いた作品。きちんと問題提起をしつつ、コメディーチックに表現することによって、重たさや暗さを感じさせない手法。そして、最後はしっかり締める。
インド映画の王道の手法なの？
王道好きなんですけど…
テーマはお受験なのだけど、主人公夫妻が貧乏生活を体験して、そこで出会った人と触れ合って変化していく様子がいい。
英語で授業を行う有名私立校
(＝イングリッシュ・ミディアム)
に子どもを通わせることが絶対なのか、そうではないのか…
見応え十分な作品だった。
きちんとしたテーマがありながら、笑いあり、涙あり、そして締めるとこは締める。
ベタで王道。でも、最高。
インド映画はそれが上手すぎる…
