信念とは何か。
異常とも思える執念。
ウィル・スミスの渾身の演技を目に焼き付けた。
世界最強の女子テニスプレイヤー、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげた父親リチャードを演じている。
教育方針は真似したいとは思わないが、夢を諦めない、信じ抜く本質には、心打たれた。
ギャングがはびこるコンプトンで娘たちを目標に導く難しさ。厳しい現実。殴られて、銃を突きつけられる。生き抜くだけでもタフな中、娘たちを別のステージに移していくにはどれだけの困難があろうか。
妻役のアーンジャニュー・エリスの演技も素晴らしい。
それと何より姉妹役の2人がリアルで凄い!
テニスシーンのダイナミズムも臨場感があり、特にクライマックスは勝負の行方を固唾を飲んで見守った。
あと、歴戦のテニスコーチ🎾に扮したジョン・バーンサルの、リチャードに振り回されっぷりが最高だ😂
今、何かに燃えたい人。
今、目標を見失っている人。
今、自身をモティベートしたい人や
自分を奮い立たせたい人には
おススメだと思う。
「もし、自分があの父親だったらどうする?」
「もし、あの場にいたら、どんな態度で娘たちを守る?」
彼の極端な性格に突っ込みながらも、自分の夢への本気度を突きつけられるような映画だ。
偉人伝では無い。
ドリームプランという邦題ほど美しいものではない 笑
ひとりの偏った父親の信念のありかを是非見てほしい。