(深夜、1人での鑑賞です。)
物語の主人公はリチャード。
彼は、自分達の生活環境、そして、自分の過去の体験。その総てをもとに、1つの夢を描き、または1つの未来に固執し、それに家族を擦り合わせます。
その夢とは。
『世界最強のテニスプレイヤーに』
一番最初にその夢を抱いたのは、リチャード。『するのだ』と。
そして、追いかけていく、娘。『なるのだ』と。
そして、妻。『支えるのだ』と。
けれど、夢を共有し、全員でトライする。夢が大きな物であればあるほど、それは特異な事ではなくなると思うのです。
ただ、時折リチャードが暴走(としか…)
し、家族に亀裂が入りそうにもなりますが。けれど、その時彼は自分の弱さも含め、夢を抱いた理由も語るのです。
リチャードは強大な夢を抱き、彼女達を育て上げました。そこに彼女達の自由はあったのでしょうか。
けれど、きっと彼女達は、数々の勝利と共に、誇りある人生を勝ちとれたのではないでしょうか。
そして努力が報われたラストで、爽やかな気分で鑑賞を終えることが出来ました。
面白かったです。
私には良い作品でした。
Netflixにて。 2023/08/11/。