空

死刑台のエレベーターの空のレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
4.5
B級ホラーみたいなタイトルに反してめちゃくちゃクールな映画。ド頭からマイルス・デイヴィスの官能的なトランペットにやられ、緊張感のあるサスペンスフルなストーリーを堪能し、そして迎えたラストシーンのとある演出では思わず「かっけぇ〜!」って口に出して言っちゃった。ジャンヌ・モローのそこはかとなく物憂げな表情も堪らないし、ここまで洒脱で垢抜けた映像を25歳の若さで撮ったルイ・マル監督は控えめに言って天才すぎる。
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