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死刑台のエレベーターのmat9215のレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
2.0
ルイ・マルとは相性が悪い。本作は40数年前に観ていて、マイルス・デイビスの音楽、スーツ姿のジャンヌ・モロー、メルセデス300SL、ミノックス(小型カメラ)、暗室で浮かびあがるポジ画像などというディテールは覚えていた。子ども心にも印象的だったのだろう。今観ると、ジャンヌ・モローの色香にはくらくらするし、パリの街角ロケ撮影は昼も夜も朝も魅力的だ。さはさりながら、物語展開は杜撰だし、映画としての語りもなっていない。『鬼火』も『地下鉄のザジ』もそして本作も苦手ということは、ルイ・マル全般が苦手なのだ。
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