「人生ってのは送りバントなんだよ」
野球のルールを全然知らない演劇部の女の子たちが中心になって話が進むのが逆に面白い。
こんなにも甲子園が舞台なのに
最初から最後まで、一切グラウンドの野球部が映らないのも面白すぎる。
わたしは高校野球を生で観に行ったことないし、
テレビで毎年見るような人でもないけど、
テレビつけたら流れてくる
「かっと〜ばせぇ〜◯◯〜！！」ってのには
無条件で夏を感じるし、あの声には熱くなるよね。
妙に気を使う友達、調子が悪そうなメガネ女子、ブラスバンド部の微妙なゴタゴタ、全部が伏線で
高校生の小さな痛みが詰め込まれてて
胸がチクチク、きゅんきゅんする。
元野球部が部活辞めた理由とか、
大会に出られなかった演劇部とか、
学年１位から２位に落ちた秀才女子たちが
野球部を応援することから自分たちの最後の学生生活を変えていく…
私も高校生の時、とある理由で
軽音楽部の大会に学校ごと出られなかった経験があるから、この青春のチクチクは
胸にくるものがあった。辛いよね。
でも大人になったら、それもこれも全部ひっくるめて青春だったなって思える不思議。
「もう１回大会でよ」のところで泣いた。
人生は送りバント。
応援の力ってすごい。観てるこっちが応援されてる気分になった。
元野球部の男の子役の子、
めっちゃ美形じゃないですか？
健康的な爽やかイケメンですごい綺麗な顔。
目尻がアイラインを引いたみたいに切長で、
歌舞伎の女方みたいに美しいお顔をなさってる…
将来が超楽しみ！！！！
（綺麗にメイクしたら超絶似合うと思ったのは秘密）
