kazu1961

サヨナラまでの30分のkazu1961のレビュー・感想・評価

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「サヨナラまでの30分」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/01/24
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-576
🕰Running Time : 114分
▪️Director : 萩原健太郎
▪️Writer : 大島里美
▪️MusicD : Rayons
▪️Cast. : 新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔、牧瀬里穂、筒井道隆、松重豊
▪️My Review
カセットテープ。。。上書き。。。“上書きされても全ては消えない、何重にも重なって上書きされていく”。人生の経験と一緒です。過去は追わず、一つ一つ今を生きていく。そんな事を考えさせられる作品ですね。俳優陣のフレッシュさとは別にカセットテープがテーマになってたので、おじさんの私でもスッと鑑賞できました(笑)
内容的には、志半ばでこの世を去った若きミュージシャンの魂が蘇り、音楽の才能がありながらも自分の殻に閉じこもった大学生や散り散りになった元バンド仲間を導いていくことになります。そのカギとなるのがカセットテープ。死者の遺したデモテープを再生すると、片面再生時間の30分だけ大学生の肉体を借りることができるんですね。このユニークな設定が、限りある人生を悔いなく生きることの大切さを象徴しています。この脚本が面白いですね。
そして、なにより、新田真剣佑や北村匠海をはじめとする俳優陣のどこまでもナチュラルな芝居が、物語に十分な説得力を与えています。
青春、友情、恋の他に、作品を盛り上げるのは「音楽」です。本作で、新田真剣佑は歌唱とバンド演奏シーンの為にギターに挑戦。また、俳優だけでなくアイドルグループのボーカル兼ギターとしても活動する北村匠海はピアノ演奏を披露しています。劇中バンドECHOLL(エコール)が演奏する楽曲など、本作では実に6曲ものオリジナル楽曲が制作されています。ストーリーと完全にシンクロした楽曲たちが、それぞれの場面での感情をより際立たせる重要な柱として奏でられています。

物語は。。。
他人と関わることが苦手で就職活動もうまくいっていない大学生の颯太(北村匠海)は、ある日1年前に他界したバンドミュージシャンのアキ(新田真剣佑)が遺したカセットテープを拾います。テープを再生してみると、その30分の間だけ颯太の中身がアキになる。。。アキは颯太の体を借りて、恋人やバンドのメンバーとの再会を果たしますが。。。

▪️Overview
「ちはやふる」の新田真剣佑と、バンド「DISH//」でミュージシャンとしても活躍する「君の膵臓をたべたい」の北村匠海のダブル主演による、オリジナルの音楽青春映画。バンド「ECHOLL」がメジャーデビューを目前に解散してから1年後、メンバーたちの前に突然見知らぬ大学生の颯太が現れた。バンド再結成をメンバーに迫る颯太の中身は、なんと1年前に死んだボーカルのアキだった。颯太が偶然拾ったカセットテープを再生する30分だけ、アキは颯太の体を借りて入れ替わり、1つの体を共有していく。人づきあいが苦手な颯太もアキや仲間たちと音楽を奏でる楽しさを知り、次第に打ち解けていくがアキの恋人カナだけはバンドに戻ってくることはなかった。カナに再び音楽を始めてもらうため、最高の1曲を作り上げようとするが、アキと颯太の入れ替われる時間はだんだん短くなっていく。アキ役を新田、颯太役を北村がそれぞれ演じる。監督は「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎。(引用:映画. com)
kazu1961

kazu1961