イスラーム映画祭6@ユーロスペース
今年のイスラーム映画祭の上映作品でどれか一つ勧めるとするならば本作を強くおすすめします!長年のパレスチナの苦悩がぎゅっとこの77分に凝縮されていました。日本のアニメーションとは全く違う、登場人物の顔のデザインがクセが強くて独特でしたが、そこが逆に哀愁漂う感じで深みを出していてよかったです。故郷なきパレスチナ人の4世代それぞれの世代が感じる苦悩となんとか希望やアイデンティティを見いだそうとする姿を文字通り「タワー」で表現したのも面白いです。ところどころで出てくるパレスチナジョークもなかなか風刺が効いていてぐさっときました。。