八咫

ブラック・レインの八咫のレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
3.7
こんな映画もう二度と作らないだろうなあって思う。
日本愛の満ちた作品。
この後のトンチキ日本作品が一般的になるハリウッドの中で、日本でのロケだからというのもあると思うけどきちんと日本だった。
2023年に初めて観る作品だったので、当時封切られていた良さを感じられず俳優の妙も語ることはできない。
一番感じるのは、日本の景気の良さ。そして日本へ情景を抱いてくれたハリウッドのスタッフたち。
三船敏郎とか黒澤作品とかをモデルにし手本にした作品を作る監督たちってまだハリウッドにいるけど、それもどんどん高齢化が進んでいくだろうし、ああもうなんで日本の映画界ってこうなってしまったんだろうね?先人に申し訳ない。
それもこれも経済力のなさゆえかねー。
日本すごい論が懐かしくも感じる。数年前テレビでよくあったけど、今やったら何言ってんねんって感じよね。


脚本 3.8
美術 4
演技 3.5
演出 3.8
チープ感のなさ 3.8
満足度 3.3
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

八咫