このレビューはネタバレを含みます
絵がムーランっぽい。
平和な日常が突然奪われ、家族がばらばらに。
どんどん犠牲が出る。
それを目の当たりにする人は心も殺されていく。
父の最期はライフイズビューティフルと重なる。
最後の10分間は良かった。
市民の殺害シーンや暴力シーンをあえて直接描かないことによって画面の隅で起こっている非人道的な行いを観客に想像させ、人間の狂気をよりリアルに感じさせる。
危篤の母親が息子に会えるかもしれないと知らされた瞬間、母は生きる気力が戻り念願の息子に会えた。
人は1人では生きていけないし、希望がないと生きてはいけないんだな。子を想う母親の心情がよく現れている映画でした。
2度とこんなことが起きない世界に。
命を粗末にしてはならない。