もっちゃん

メリークリスマスのもっちゃんのレビュー・感想・評価

メリークリスマス(2015年製作の映画)
3.0
仏教的なアプローチの考察と、『十二人の怒れる男』の紹介したいと思います。

「地獄」とはー
死後、地獄に行くのではなく己の生命に地獄が内在すると説くみたいです。
そもそも地獄って「地上の牢獄」って書きますもんね。死後の世界ではなく、生きているのに牢につながれたみたいに不自由、何をやっても不幸という境地が地獄なのだそう。

身内がいる場で敢えてあの話をするところに男の内の煮えたぎるような怒りが垣間見えます。
煉獄の炎に焼かれた姿は、さながら地獄の象徴のよう。

本作は独白のスタイルですが、
象徴的なキャラクターが密室でセリフを言うだけという構成は『十二人の怒れる男』を思い出しました🤔

あちらは12人のキャラクターそれぞれがさまざまな人間性を象徴しており、見応えある会話劇でしたので、そちらもオススメです☺️
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