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これは君の闘争だのようのレビュー・感想・評価

これは君の闘争だ(2019年製作の映画)
4.0
ファッションじゃなく、ホントの意味で【多様性】を作り出すなら、ある一面だけを見ていてはダメだと思う。苦手だから、見ないように隠していても、世界には目を背けたくなるような現実がある。日本人の知らない暴力と貧困。そして若い人達の「政治に参加する」という意志。権力者に対しての不満に、誰もが声を上げて対抗して世界を変えていく。バスの値段が少し上がるだけで学生たちがデモをして値上げに反対する、値上げを止める。殴られても逮捕されても何度でもやる人達の物語。同じ時代に生きている、同じ人類とは思えない映像だった。ブラジルは日本より貧乏で教育も行き届いて無いかもしれないけど、一人一人が主体的に生活と政治を結びつけて考えていてビックリした。生きてる感が凄い。日本人てなんなんだろうな。ここまで政治にコケにされても何も言わないどころか独裁を選び続けている。世界的な視点に立つと俺ら教育絶対間違っていて、どんどん取り残されている感覚はある。上映館は少ないけど、色んな人達に見てもらいたい作品だった。他の国を知ることで、日本人の事、自分の事を知る機会になる。コロナで旅行に行けない今だからこそ尚のこと
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