ゲームの映画化としては成功例だと思います。
多数キャラを戦わせる場合、それぞれのキャラクターの背景を描くだけで映画としての尺を大幅に喰ってしまい退屈になりがちですが、本作は戦いながらストーリーが展開していくので満足感でいっぱいです。
何といっても真田広之のスコーピオン役はめちゃくちゃカッコいい。
それと、浅野忠信のライデンは東洋版マイティー・ソーですね。ここまで英語のセリフを流暢に喋る役は初めてじゃないかな。
その二人に比べたら、一応主役の位置付けのコール・ヤング(ルイス・タン)はちょっと影が薄いかな。
オープニングのアバンタイトルの舞台は1617年の日本です。どんな感じかご覧になりたい方は冒頭の7分間が公開されているのでどうぞ。
映画なんだから派手にやろうっていうサービス精神がみなぎっています。特にフェイタリティと言われる残酷描写は見ていてそこまでやるのかっていう納得のレベル。
ポスターヴィジュアルの中央にある武器は忍者が好んで使う「くない」です。日本の忍術と中国の功夫の戦いを最初っから見せてくれるバールドゥードの面白さがずっと続くアクションに次ぐアクション映画。