坂元裕二になりたいボーイ

シャン・チー/テン・リングスの伝説の坂元裕二になりたいボーイのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

公開日に観に行けなかったので、MCUファンレベル下がりました。ソーラグナロク以来。この1日間ずっと悶々。

アクションシーン、飛びっきりかっこ良かった。ハイテンポな格闘戦は少年心をくすぐられる。なんならカンフーてのがまた痺れるよね。柔拳と剛拳のぶつかり合いフォーーー! 予告のバスシーンの勢いをそのまま映画本編に乗せてくれて、MCU最高クラスのアクション映画に間違いなし!!!アクション監督さんどなたですか🤩 テンリングスて言うたら唯のめちゃつよ腕輪やのに、よくこんなアクション考えられるなあ。これまでのMCUで言うたら、続編とか続々編くらいでやっとこさやってのける発想でしたよ! 監督が特殊やけど、WSとか良い例なように!
ただシーンとして印象的なのは、バスが圧倒的すぎるのはある。
2回目鑑賞でカンフーアクション素人が気付いたこと。これ柔と剛のバトルだけじゃなくて、円と線の闘いでもあるんやきっと。こんな事気付けたし、映画いっぱい観てきて良かった。

アクションが最高な分、雑なCG処理が残念で仕方がない。だいぶ集中して観れた映画やったのに、ムラのあるCGのせいでいちいち冷めるから、集中コンディションに戻さなあかんの大変やった。
あと場面とかオリジンストーリーやしキャラいっぱい見せたいのは分かるねんけど、そっちに注力し過ぎて設定とかの抜け漏れ多かったよーーー。今後のMCUで説明してくれるものも全然あると思うけど、この映画単体として、個人的にその点は評価△。詰めの甘さが目に付いた。
細かいねんけど、最終決戦の衣装とかもさあ、最初から7部丈にしてどないすんねん、、、長袖着てて途中で破れて最終的にテンリングスを装着とかならわかるけど、最初からオトンから絶対略奪するマンやん。元からシャンチーに装着して欲しいから7部丈デザインにしてるとかなら、そうセリフで言うてくれ。見返すと、わんさか指摘してしまいたくなるとこ出てくるねんなあ。あとあとIW後空白の5年間でテンリングスがどんな活動してたか、MCUに関わる一大組織として説明責任あるのでは?それにこれまでのMCUの歴史にどう関わって来たかとか。アイアンマンの様なオリジンストーリーにしたかったのは知ってるけど、こっちはMCUが進んだからと言っても風呂敷広げ過ぎぃ。
隠れ里とは言え、精霊とかか龍を出したせい?で、一気にSFよりファンタジーぽくなってきたなあ。これは本格的にコミック的世界観を形成してる前兆ということであって欲しい。そうでなければ、インフィニティサーガで積み上げてきたものが、、、なんせファンタジー苦手なんで。
兎にも角にも、アクションで押し切った感強いなあ、、、

まあ今回ももちろんカメオ出演あるんですけど、アボミネーションにはびっくりした!事前情報でキャッチしてへんかったし!
あと絶対出てくるて分かってた元マンダリンは、何にも変わってへんくて安心した笑
アボミネーションと一緒に出てきたウォンのいきなりの登場は意味不明やった。こっちは出るん知ってたから、楽しみにしてたのに。ポストクレジットシーンでウォンが出るから事前にチラ見せしといたのはまだ分かるけど、あの闘技場的なとこに出場してんのなんで。アボミネーションと絡んでんのなんで。仮にテンリングスの謎を解くための潜入なら、潜入できてへんで。
IWで金ない言うてたし、アボミネーションと結託して金稼いでるとか?

ハリウッド映画やのにアジア人のステレオをだいぶ払拭できてるとこ、さすがはMCU様でしたわあ。まだ残ってるは残ってるけど、これからの続編に期待。残すべきところは、キープ願います。

実際の確認は未だですが、星野源がクレジットされてるだけで、日本人として誇らしいです。中国全開映画やったし、日本なんてそっちのけかと思いきや、アジア映画仕上げようとする姿勢を少し感じた。