ブギーマンをブギーマンたらしめるのはあのマスクではなく純粋な悪と再認識させてくれる映画。邪悪の開花も結局は邪悪になりきれなず、それが似非サイコパス感あってイマイチ。というか単にマイケル vs ローリーの構図が好きなだけだったかも。ただ、それだけに焦点絞り続けると単なる焼き増しの繰り返しになるから3作目で終わらせたのはまだマシ。
他方、スクリームが単なる焼き増しを乗り越えることができたのは枠外にあるはずのホラーの「ルール」をプロット化できたところだなと感じた。マスクを被れば誰でも恐怖の対象になれる。