パピヨン

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのパピヨンのレビュー・感想・評価

3.8
監督のウィル·シャープは 日系イギリス人の映画監督であり 脚本家であり俳優の 37才だそうですが 初遭遇でした。
ベネディクト・カンバーバッチは相変わらずの活躍ぶりで 自分が遭遇した近年のものだけでも「イミテーション·ゲーム」「1917 命をかけた伝令」「クーリエ:最高機密の運び屋」「モーリタニアン 黒塗りの記録」と 脇に回っても存在感抜群です。
“ルイス·ウェイン”は実在の人物で 19世紀末から活躍した イラストレーターだそうな。その頃のイギリスでは 目に見える階級制度や 男女の社会的地位やネコとイヌの社会的地位まで 今とは雲泥の差のようですね。
上流階級のルイス·ウェインは 妹たちの家庭教師エミリーと結婚しますが 当時はそれだけで周りから後ろ指を指されることらしい。そしてその愛する妻エミリーと迷いネコのピーターを家族に迎えますが これまた当時はネコのペットなどいなかったらしいです。この二人と一匹の幸せな時間は あっという間に終演を迎えるのですが ウェインはネコのイラストを描くことで乗り越えようとするのです····。
人の世は時代の流れと共にあらゆる問題をクリアーしてきのですね。無知無能は上流から下流へと改善され無意味な苦しみから解き放たれてきましたね。もちろん現在進行形だし なんなら後退した部分さえ有るようですが 確実に進化している人間社会であって欲しいですね。
な~んてことを考えてしまいました。
パピヨン

パピヨン