ラスト手前の一番の見せ場だろうアクションシーンが始まって、映画としてのテンションの上昇と反比例して僕のそれは下がっていった。
最近見たムーンフォールでも思ったことだけど、基本的に超大迫力のCGとか肉弾戦を僕は受け付けないのだと駄目押しで再確認させられたような形だった。
アクションシーンの前までのバディーものっぽい流れは楽しめたけど、こういった演出が合わないことが僕がMCUを見ない理由の一つだったりする。
最近はアクションでも精神面の掘り下げなんかが多い傾向にあるけど、これは僕にとってはとても嬉しい流れだ。
そうは言っても合わない作品は5分で退出してしまう自分が、最後まで見ているだけでなんだかすごい気がするし、上映時間がコンパクトなのもよかった。
パーティーのくだりは今の風潮だと問題視されちゃうんじゃないかな?
多分、性的マイノリティーを馬鹿にしてるって思われちゃうんじゃないかと。
ヴィランが悪いやつらにあまり見えなかったし、強くもないし、怖くもないし、全然魅力が感じられなくて、キャラクターとしてまったく欠陥品の失敗作でした。
二作目でこんな風に敵が今一だったり、こけるのはあるあるというか王道のパターンだからしょうがないんだろけど。
ヒロインとの仲は「あれ?でもそんなこと言って結局は・・・あれ?」ってなりました。
個人的にはヴェノム自体は人懐こくて頭がいい大型肉食獣ぽいところがすごい好みなので、アクションを減らしてドラマ化して欲しいなと思ったりします。
エンドロールはだいぶ思わせぶりだけど、MCU入りするのかな?????