ねぎおSTOPWAR

王と道化師たちのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

王と道化師たち(2019年製作の映画)
3.8
「観相師」もね《 第7代国王世祖セジョ》出てきますね。
《 第4代国王世宗セジョン》の次男です。
世宗の長男(5代王で短命)の息子《 6代端宗タンジョン》が即位したんだけど、世祖セジョが奪い取ったんですね。その謀反の時の忠臣の一人がハン・ミョンフェ(ソン・ヒョンジュ)。
(本編のセリフに大王セジョン、13歳で死したタンジョンなどが出てくるので関係性わかっておくと良いですよ‼️)

さてそれを背景として、晩年ハンセン氏病(昔のライ病ですね)にかかっていたと思われるわけですが、次の王 睿宗イエジョンは息子(次男。長男は幼くして死亡)ですから、自分の不徳による報いがあってはならないと、王の良い評判を裏で作るっちゅうのがこの映画。終盤はかなり脚色!笑
・・ちなみに睿宗は短命で終わりまする。

いやあ以前どこかに書きましたが、朝鮮王朝には、かなり具体的な記録を取り続ける部署があり、王であっても改竄できないようになっていたので、だ・か・ら時代物が多く作られるわけですね。当然脚色はすれども、基本事実をベースに作られるのでリアリティが違う!!
今回の《道化師》もリアルなんですよね。

王に慣れなかったヨンサングンとかはね、研究者によって色々解釈の違いが大きくて楽しそうです、はい。


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