このレビューはネタバレを含みます
オタール・イオセリアーニ監督
長篇3作目
遅刻常習犯でお調子者だけれどどこか憎めない青年ギアの姿を描いたコメディ。
お調子者で何かと小忙しくギリギリを攻める、けれども全て何かとうまくやってのける、けれども何かを達成することはない…
そうした主人公の行き当たりばったりの生活を映していて、何か劇的な展開があるわけではないけれど、面白くて見続けてしまう。そんな性質が(そしてラストも含めて)ジョージア版「勝手にしやがれ」とも評す方が居るのも納得です(犯罪とは程遠いですが)。