リリィ

呪いの館のリリィのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
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夏のホラー秘宝まつり2022

イタリア映画ということすら知らずに、とりあえずめちゃくちゃ有名なゴシックホラー作品という前知識のみで鑑賞。

ホラー映画という系譜の源泉を観た気持ちでした。
どの場面でも色使いや明暗の塩梅が美しくて不気味。延々と続く部屋でいつの間にか自分を追い続けた主人公とか螺旋階段を降り続けるヒロインとか、今でこそよくある演出だけど当時はきっととてもセンセーショナルだったんだろうと思います。
こういう作品を観るたびに、美しいことと恐ろしいことの表裏性を感じる。

ストーリーがっちゃがちゃでは?私の無知ゆえに理解できていないだけか…?と思って鑑賞後調べましたが「そういう物として理解する」でいいという結論に至りました。画を堪能する映画です。
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