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呪いの館のhardeightのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
4.5
 オープニングの叫び声に続き、館から飛び出した女性が画面の奥から手前に息も絶え絶えに走って来る様子を捉えた望遠ショットは、合理的な理解を軽々と越える活劇が始まったことを私たちに教えてくれる。
 長回しのパンショットの後、呪いがマテリアルに宿ったような手のひらを窓にぴったりと張りつける少女にキャメラはズームインし、この映画におけるカットバックは彼岸と此岸を結ぶ不吉なショットとなる!
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