tristana

呪いの館のtristanaのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
5.0
目線の動きだけで死に方のヒントを与える少女、自分の影を追いかける医者の前に初めて現れたときの鞠を両手にズングリした立ち姿が完璧。肩をすくめたような丸坊主の人形に魔女の部屋にあるフクロウの剥製、異常な数の甲胄と美術へのこだわりがやばいのだが死んだ少女の肖像画は思わせぶりに何かを指差している。刃物に関係あるのかと思ったら「馬に踏まれた」という身の蓋もなさも何というかすごい。館を描いた絵にかかったクモの巣に絡み付かれて気がつくとその絵の構図通りに館の前で倒れている、やはりこういうものが見たい。
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