YasuhitoArai

呪いの館のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
4.3
マリオ・バーヴァ監督作品。
助監督:ランベルト・バーヴァ。
ある村で女性が死亡する事件が発生。医師である主人公は検死の為に村にやって来るが・・・という話。

カラー作品だけど、ゴシックホラー。照明の具合、霧の感じが素晴らしい。マリオ・バーヴァは怪奇ものが一番本領発揮する気がする。
魔窟みたいな村、呪われた城、どれもいい。そして螺旋階段の画の怪奇感が観ててテンション上がる。

霊少女メリッサが出ているシーンがどれもいい。くぐもった声の笑い声、通りすぎる時にボールが跳ねていく演出がとてもいい。下宿屋の娘の存在感も良かった。
無限ループの演出にも痺れた。

役者の演技といい、ストーリーといい、ゲテモノ感は無かった。
マーティン・スコセッシがバーヴァの作品でベストに挙げてるとのこと。他の作品でもスコセッシと趣味が合う。
YasuhitoArai

YasuhitoArai