チッコーネ

呪いの館のチッコーネのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.5
寒村を舞台にした、フォークロア調のホラー。
恐らくロケではないかと思われる、寂れた石造りの街並みや、古城内の螺旋階段描写に風情が感じられる。
また主人公の医師が夜の街中で跡をつけられる際の音楽が、ブリブリのベースミュージックだったのが印象的。
邪悪な少女というモチーフには先見の明があり、手毬演出はフェリーニにさえ影響を与えたというのだから凄い(全体的には『悪魔の首飾り』の方が、怖いけど)。