おえん

ラスト・クリスマスのおえんのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.7
2021年「117」
クリスマス③

中々どうして面白かった。
クリスマス映画の恋愛ものかと思いきや、大きく裏切られた。
この展開は予想できなかった。

昨年の4月に大学の友人が癌で他界した。
新型コロナがあって葬儀に参列できなかった。たまに彼が夢に出てくる。

卒業してからそんなに会う機会が逢ったわけではないが、人生の節目節目では必ず逢って、酒飲んで、バカ話をして、生き方について話をした。

人生を生きていくうえで、彼からどの程度影響を受けたのかわからないが、少なからず影響を受けているのは間違いない。

癌の告知を受けてからよく旅行に行った。そのころ、仕事や日々の生活で少し疲れていた私を励ましてくれた。「ゆっくり酒飲んでのんびりせいや」

人生には色々な出逢いがある。助けたり、助けられたり。

自分の人生は自分自身がしっかりと一歩一歩歩んでいく事が必要だが、気づかぬところで。あるいははっきりとわかるところで多くの人に助けられている。人との関わりの中で認められ、勇気づけられ、励まされ。そして、一歩一歩進んでいく。下を向いていたり、斜めを向いていてはいけない。「前を向いて、そして、上を向いて進んでいく。」それが大切だ。

アドベントを過ごす私達、上を向いて前進していこう。そして、与えられた日々の生活を精一杯充実したものにする努力をしていこう。そうすれば、人生は開けていく。

この映画はそんなことを改めて思い起こさせてくれた。ありがとう。

とてもいい映画でした!(^^)!