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ラスト・クリスマスのadagietteのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
4.0
亡きジョージ・マイケルの曲が散りばめられたクリスマス・ロマンスもの。舞台はロンドン。

ヒロインのケイトは 悪気はないんだけれど ガサツというか神経が足りないというか 何をやるのも中途半端でいい加減 周りに迷惑をかけまくるタイプ。
甘ったれてるんですな。
そのケイトが トムと出会い 優しいようでいい加減な扱いに傷ついて 自らを変えようと決心しみるみる成長していく .....
という画に描いたようなイイ話。

クリスマスって キリスト教社会の人々にとっては 日本人にとっての正月みたいなところもあり いささかメンドくささがつきまとうもの。
クリスマス・ショップのオーナーがミシェル・ヨーなのも 中華系だからやってられるのかな?と思ってしまう。
加えて宗教的な善行促進キャンペーン臭もあり、本作はそういうものがモロに盛り込まれている。
あっちでは 定番感が強いんじゃないかな .....

でも キリスト教無縁な目でみるとなかなか良いです。
クリスマスの本質は giving であり、子供にクリスマス・プレゼント〜 で終始するものじゃぁない というのが沁みます。

脚本はなんと エマ・トンプソン!
そして自ら アクセントになるキャラクターも演じる。
クレイジー・リッチ・アジアンで ミシェル・ヨーの息子を演じたゴールディングも登場〜〜 彼何度見ても hunk ですな。
主演のエミリア・クラークがとても可愛い。
ロンドンのクリスマスも綺麗。

どうってことないけど何度も見ちゃいそうな肩のこらない作品
クリスマス・デイトにもぴったりでしょう〜
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