倉持リネン

素晴らしき、きのこの世界の倉持リネンのレビュー・感想・評価

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)
3.7
タイトル通り、地球上に広く存在する多種多様なきのこの生態や歴史、そしてその根っこの先まで描き出すドキュメンタリー。

小難しい話も出てくるが、早回しできのこが育ったり菌糸が動き回ったり様々な色に変化する映像の繰り返しで、それが非常に美しいので退屈することなく見れた。

以前ネット上で記事を読んで気になっていた菌糸ネットワーク(菌糸を通してきのこが会話をしている)の話も出てきて良かった。

「きのこは菌糸にとっては生殖器です」というセリフが出てきた時、小学生だから笑っちゃった。まんまじゃん。

きのこを好きすぎるあまりマジックマッシュルームを食べて、瞑想中なんか上手いこと自己催眠が出来て吃音が治った人、きのこも凄いけどアンタも凄いよ。

後半は結構マジックマッシュルームと人類の付き合い方みたいな方向に。

特に使用する予定は無いが、実際に(たまたまかもしれないけど)とあるキノコのおかげで病気が治った人や、逆に末期ガンの人がマジックマッシュルームを使って死の恐怖を克服したという話は興味深いと思った。

(私は遠い国の他人が薬物を使用してても他人に迷惑をかけてなければ別にどうでもいいと思うタイプだが、許せない!と思ってしまう人にはストレスのたまる映画かもしれない)


きのこ目線のナレーションめっちゃ可愛い〜と思ってたらなんと声を当ててるのはブリーラーソン!最高すぎ〜!
倉持リネン

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