レネリー

KILLERMAN キラーマンのレネリーのレビュー・感想・評価

KILLERMAN キラーマン(2019年製作の映画)
3.4
DVDにて鑑賞

リアム・ヘムズワースが主演しているのと、NWR作品のプッシャーでミロという麻薬ディーラーのボス役で3部作全てに出演していたズラッコブリッチがマフィアのボスを演じる。
本作は日本では毎度のことながら、アクション映画を彷彿させるジャケットと、ジョン・ウィック製作陣という謳い文句を乱用しているクロックワークスにまんまと足元を見られる現状が続く中、本作はクライムムービーとしては秀作とも言える。
資金洗浄をしている主人公が麻薬の取引で罠にはめられ、その際の逃亡劇の事故により記憶を失ってしまうという内容。
ここでありがちな展開なのは、徐々に自分の記憶を取り戻していく系に走ることが多いのだが、本作では終始記憶がないままで進行される。
面白いのが、仲間や恋人の絆と、マフィアとのスリリングな会話劇、
そして暴力と陰謀の交錯とスローテンポではあるが見ごたえは十分にある。
ラストはものすごく良いもので久々にB級映画で当たりを引いた感覚だった。
レネリー

レネリー