ちゃんしん

サスペクト 薄氷の狂気のちゃんしんのレビュー・感想・評価

サスペクト 薄氷の狂気(2019年製作の映画)
2.6
犯罪。

犯罪には2種類があると思う。
決定的な違いは故意によるものか過失によるものか?ということだろう…。
故意に行われる犯罪はその行為が罪に値し、かつその罪を問われればそれに比例する罰があることを理解しているにも関わらず犯される。

最近の犯罪行為に対する司法の判断には、疑問が残ることが多い。
いろんな犯罪に関するニュースが連日、報道されるが、多くの犯罪者が故意に犯罪を犯しているのに対し、何故、情状酌量や執行猶予とかがあるのか?
分からない…。
故意に犯罪を犯したものが反省することは絶対にない。
反省するということは、罪だと理解しているということだ。
罪だと理解していれば、ほとんどの真面目な人間は犯罪を犯さない。
罪だと理解していながら、犯罪行為を犯す確信犯が反省などするはずがない。

罪を犯せば、罰がある。
当たり前のことだが、その当たり前さえ、あやふやになってしまっているように思う。
そのあやふやさがさらなる犯罪を助長する。
甘い措置が犯罪者の更生する機会を奪い、犯罪者を救うことすらせずにさらなる悲劇を生み出す。
犯罪を抑止するべき司法が新しい罪を作ってしまう礎になってしまう。

時代は移り変わる。
犯罪も多種多様になり司法判断も年々難しくなっているだろうが、今の時代、性善説は存在しない。
罪には毅然とした判断が求められている。
古い時代から引き継がれる判例主義は今の風潮に合わなくなってきた。
司法判断も時代とともに進化すべきだ。
しっかりとした司法が良い社会を作る基準。
司法と警察にはがんばって貰いたい気持ちしかない。
ちゃんしん

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