前情報無しで見るとSFに見える
コロンビアの内戦が舞台。
どこから連れて来たのか、主眼となる少年少女はジャングルで生活し自給自足している。たまに戦闘訓練のようなものも受けている。
自然に身を置き過ぎるためか、人格が野生化するも、集団行動によってギリ理性を保っている。
そう、人と猿の中間のような存在。
しかし人間である以上、グループを離脱したい衝動は抑えられない。葛藤が頭を支配する。
といった中々恐ろしい題材だが、カメラワークの美しさで、狂気が中和されている感はある。
ジャンルが1つに収まらない、何とも奇妙な体験をさせてくれる一作。