淡いピンクのバックにピンクのタイトルだが、日本の配給が無理に恋愛映画に見せているわけじゃなくて、正々堂々としたロマコメ。
あるハンデを負った者同士の敗者復活戦みたいなロマンスだった。
派手に切なかったり、激しく胸を打ったりするわけではないが、ヒロイン(コン・ヒョジン)の思いはなるほどと思わせる。
ヒロインはある「傷」があって、そのせいで転職をした。
噂をする方は暇つぶしだったり、うさばらしだったり、単なるネタなんだろうが、言われる方はかなりのダメージを負う。ただ噂から逃げるだけでなく、立ち向かう選択をしたヒロインはなかなか強いし、好感がもてる。
全然違うテイストだがホン・サンスの『逃げた女』も、同様に逃げている。やっぱり男より女のほうがダメージが大きい。
キム・レウォンは初めて見る俳優でドラマが多い人なのかと思っていたら、いやいや過去に2本も出演作を見ていた。ハンサムなのになぜ覚えなかったんだろう。同じ映画に出てたチョン・ウンインは覚えていたのに。