トガシパンダ

WAVES/ウェイブスのトガシパンダのネタバレレビュー・内容・結末

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

本作は先に使う楽曲を集めてから脚本を書いたので“プレイリストムービー”と呼ばれているらしい。映画なんだけれど、どこかミュージックビデオのような感覚。

序盤はタイラーの不運(まだ不運と呼べていた)に同情して、青年期の挫折や失敗はよくあるし、今後の人生でリカバリーが効くからね、、、と観ていたけれど、それがどんどん自分1人じゃどうにもならない次元になってしまっていた。父自身も青年期に苦労した過去があるよう示唆されているし、そこからあのような厳格でストイックな父親になったのだろうな。母は継母だろうし、大切にされているけれどタイラーは網目を抜けて抜けて抜けてしまってあんな事件を起こしてしまった。タイラーは高校生で、親や社会や誰かがまだ見てあげなきゃいけなかったんだよね。

不運にも彼女を殺してしまったタイラーの妹であるエミリーの話になるんだけど、もはや違う映画笑笑。あ、ここでエンドロールね、という。後半の展開はあまり響きませんでした。