kazu1961

Our Friend/アワー・フレンドのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-420
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ガンで余命宣告を受けた妻、その妻を献身的に介護する夫とその親友、難病モノはとても観るのが辛くなりますが、その2人の男の友情と愛おしさに心が洗われます。。。もうクライマックスでは悲しい涙と温かな涙が。。。

🖋愛するのものを看取るのは決して綺麗事では済まないこと、そして1番大変なのは残されていく思春期の子供たち、そんな出来事を繊細に描きながら、巧みに心情描写されています。

🖋俳優陣では、本作の原作を書いたマット役にケイシー・アフレック、その妻ニコル役にダコタ・ジョンソン、そして2人の親友デイン役には、ジェイソン・シーゲルと素晴らしいラインナップです。とりわけ、コミカルでもあり、センシティブでもある親友デインを演じたジェイソン・シーゲルが特に印象に残りました。

🖋少し残念なのは、時間をシャッフルさせる演出に迷子気味になるところもあり、普通の時間軸での展開の方がより素直に感情移入できるのにと。。。

🖋それでも、人間の優しさ、弱さと強さが美しい映像と音楽で見事に描かれた秀作です!!

🖋本作、2015年、一流雑誌「Esquire」に掲載され、栄えある全米雑誌賞を受賞したエッセーを映画化した作品です。余命宣告を受けた妻と彼女の夫が、親友の献身的な助けを得て、愛と友情という言葉ではとても語りきれない絆を結び、限られた時間をかけがえのない日々に変えていく。。。そんな様を美しく描いた作品です。

😢Story:(参考: 公式サイト)
仕事に打ち込むジャーナリストのマットと妻で舞台女優のニコルは、2人の幼い娘を育てながら毎日を懸命に生きていた。だが、ニコルが末期がんの宣告を受けた日から、一家の生活は一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担にマットが押しつぶされそうになるなか、かつて人生に絶望した時に2人から心を救われた親友デインがやって来る。2年にも及ぶ闘病生活。3人の想いと苦悩が交錯していくなか、彼らが見つけた希望とは──

🔸Database🔸
・邦題 :『Our Friend アワー・フレンド』
・原題 :『Our Friend』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2019
・日本公開 : 2021/10/15
・上映時間 : 126分
・受賞 : ※※※
・監督 : ガブリエラ・カウパースウェイト
・脚本 : ブラッド・イングルスビー
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョー・アンダーソン
・音楽 : ロブ・シモンセン
・出演 : ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲル、チェリー・ジョーンズ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「Esquire」誌に掲載され、全米雑誌大賞を受賞したエッセイを、ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲルのキャストで映画化。2人の幼い娘を育てながら、懸命に毎日を送っていたジャーナリストのマットと妻のニコル。しかし、ニコルが末期がんの宣告を受けたことから、家族の日常は一変する。妻の介護と子育てによる負担が重くのしかかるマットに救いの手を差し伸べたのは、2人の親友デインだった。生きる希望を失いかけていた時に、マットとニコルから心を救われた過去を持っていたデインは、2人を手伝うため、ニューオリンズからアラバマ州の田舎町フェアホープまで車を走らせ、ティーグ家に住み込んで彼らをサポートすることになるが……。監督はドキュメンタリー作品「Blackfish」で英国アカデミー賞にノミネートされたガブリエラ・カウパースウェイト。
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