タロウ

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのタロウのレビュー・感想・評価

4.3
『Mission:Impossible -Dead Reckoning- Part1/ミッション:インポッシブル -デッドレコニング PART1』




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数多の脅威から世界を守るべく走り続けてきた敏腕スパイエージェント・イーサン(演: トム・クルーズ)。これまで幾度となく"不可能を可能にしてきた"男が今回挑むのは、放っておけば世界をひっくり返すとさえ言われる未知の兵器を押さえ込む"鍵"の奪還。手がかりを知るかつての仲間との再会、謎に満ちた女性・グレース(演: ヘイリー・アトウェル)との出会い、そして蘇る過去の因縁..。全てに決着をつけるため、イーサンは再び走り出す!
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 僕は、あきらめました。
基本的にシリーズ物の最新作は過去作を観てから、できることならスピンオフ等の関連作品まで観た上で楽しみたいと思う派。ご多分に漏れず本作もそうで、これまで一度も触れてこなかったミッション:インポッシブルの世界を知るチャンス!と思い、過去作復習兼最新作予習をする気は満々だったのだけれど..諸々の私用に忙殺されているうちに本作公開から気づけば1ヶ月半以上が経過。字幕で観たい!と思っていたのもあり、恐らくこれ以上時間が経過すれば次第に吹替版のみに..と危惧した結果、突撃!!!を決意。天下無敵のトムを信じることにしました。

  👀👀👀

 ほんっっっっっとによく走るねトム!!笑
AIが敵(という認識でいいのかな)という今風な設定において馬で車で、もちろん自分の脚でもとことん走りまくるイーサン/トムの姿がとにかく勇ましい。人類を代表して己の肉体ひとつでAIに立ち向かっているかのような感覚にさえさせる彼の姿には、もうため息が出てしまうほどに見惚れる。去年の『トップガン マーヴェリック』もそうだけれど、トム・クルーズという人が何を思い、どれだけの野心と情熱を持って映画作りに取り組んでいるのかを知っているからこそ、困難に立ち向かうイーサンの姿にトム自身を重ねてしまうんだ。この男がいる限り、この世にはまだまだ面白い映画が出てくるという期待感は絶対に消えない。そう断言できるほどに本作のイーサンの行動力は力強く魅力的に映り続けた。

 そもそもシリーズにおいて本作がはじめましてだった身な訳だけれど一切モーマンタイだった。「イーサン・ハントってこんな人!」「ミッション:インポッシブルってこんな世界観!」という気になっていた情報は序盤にある程度提示してくれるので、ふむふむと思いながら気づけばイーサンのハイスペックムーブに驚愕し、話の規模感に圧倒されてるし、チームイーサンの連係プレーとわちゃわちゃの虜になってる。やっぱりああいう「少数精鋭のプロフェッショナルで挑む!」感じって大好き。

 そして、スパイジャンルのハラハラ感+カーアクション+肉弾戦で十分釘付けにされた後に、まだまだ列車アクション+予告編でも度肝抜かれた断崖絶壁からのバイクジャンプまで残してるってんだから寝ている暇なんかない!

 もし、僕と同じようにシリーズ物ってことで本作を観ようか迷ってるもしくは敬遠してる方いたら今すぐ映画館に駆け込むことをオススメします!!全身全霊で!!何なら、これ観ると余計に1作目の内容が知りたくなるのでガッツリ楽しんでpart2に備えましょう☺︎

memo
・『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでお馴染みのポム・クレメンティーフが本作では悪の刺客!窮屈な裏路地での戦闘がお気に入り
・めちゃくちゃ面白かったpart1だけども、part2はどうするのか想像がつかない。あのラストから想像できうる展開は正直つまらない(笑)ので何かまた膨らませてほしい!!
タロウ

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