尺八奏者、カリフォルニア生まれのアメリカ人、ジョン・海山・ネプチューンさんが72年単身来日し、尺八を学び、師範になり、邦楽から、クラシック、ジャズ、民族音楽、作曲、楽器製作など、自分のやりたいことを極めていく姿と家族を見つめたドキュメンタリー。
「練習をしても完璧にはならない。完璧な練習をすれば完璧になる。」など金言満載。
登場する音楽家の方々が、彼を語る時のキラキラした表情が、いかに彼が尊敬されているかを示す。
外国人であるためにぶち当たる壁を打ち破り、尺八の可能性をとことん追求する彼の半生に、芸術家としての一途さと孤高の厳しさを感じた。
家族とのやりとり、竹林に囲まれたドームハウスの意匠、多ジャンルのライブ映像、自然の風景、尺八の豊富な音色など、耳にも目にもごちそうのよう。