『300』や『イップ・マン 序章』のような強国（今回はイギリス）の統治に反抗する勇気ある国民の姿を描くタイプのエジプト産アクション映画。表現したいカッコ良さや作品に込めた熱意（製作費も結構掛かってそう）は伝わるが、残念ながら力量に乏しく失笑する場面が多い。
このクオリティで2時間弱は長すぎ…80分くらいにしてほしい。大作戦争映画の如く各キャラを掘り下げようとするけど、どれも絶妙に感情移入できず不発感が否めない。てか主人公がマヌケにしたドン・フライみたいな顔してて笑ってしまう。このキャラの特に意味のない女性蔑視的態度は不快だったなぁ…
もちろんスコット・アドキンス主演というのは嘘で、登場時間10分未満という主演詐欺の中でもかなり悪質な方のやつです。でもその短い登場シーンの中でこれでもかと身体能力を魅せつけて、最大限作品に貢献しようとする彼の姿はとても好印象でした！だからこそ最期まで雑に扱われたのが可哀想でしたね。
