これ、めちゃめちゃ好きなやつだ…。
まるでディストピアのようなナポリの町。
くたびれた景色と、ボロボロな建物。
視覚的にも貧困なのがダイレクトに伝わってくる。
そんな中で必死に生き、妹を守るネヴィア。
自分と妹を守ることに必死だ。
それでも残酷な現実は2人に容赦しない。
全ての運に見放されたと思われるネヴィアに訪れたサーカスとの出会い。
希望が見え隠れする展開に目が離せなくなる。
虚無感と安堵感が交互にやってくるので、胸がつまる。
ラスト、
自らの手で負の連鎖を断ち切ったネヴィア。本当に強い。
そしてあの笑顔と眼差し。
どうかどうかサーカスの人達が彼女を温かく迎えてくれますように。