このレビューはネタバレを含みます
2022/01/03観賞。25点。
〈あらすじ・ネタバレあり〉フィリピン山間部のある集落では、【男を食い、女の肉体を求める木に巣食うモノ】という存在が噂されていた。
ある日、1人の妊婦が森で見つかるが、お腹の中の子は【木に巣食うモノ】の子どもであった。妊婦を見つけた人たちは、モーテルを経営する男によって口封じで全員殺される。
主人公・JCは、父親(冒頭、集落の人々を殺したモーテルを経営する男がこの人)が経営するモーテルの後継を任される。そのモーテルでは、密入国者を匿う非合法ビジネスが行われおり、同時に匿った密入国者を【木に巣食うモノ】への生贄にする儀式も行われていた。
その秘密を知るのはオーナーのみ。
少しして、JCの父親は交通事故を起こして死亡する。JCは父親から移民たちをどのように扱えばいいのか教えてもらってないので、何をすれば良いか分からない。なので、父親の死は唯一の従業員・アンジェリや移民たちに隠す。
部屋も食事もないことにイライラし始める密入国者、支払われるべき給料が未払いでイライラし始めるアンジェリ。
ある日、密入国者のカップルが【木に巣食うモノ】を隠している部屋に勝手に入り、男は食われてしまう。女・キャシーは、【木に巣食うモノ】の子を妊娠する。
キャシーが腹の痛みを訴え出し、自分で帝王切開したところ緑の塊が腹から溢れ出す。
JCはキャシーを保護した後、彼女の腹から出てきた緑の塊を焼いて処分する。
アンジェリがJCを裏切って、「食べ物やIDが隠されている」と言い出したため、密入国者たちは怒ってJCに詰め寄る。だが、1人また1人と密入国者たちは【木に巣食うモノ】に襲われて食われていく。
密入国者のリーダー格・ドンを監禁したJCは、アンジェリとキャシーを連れてパニックルームに移動。
その後JCとアンジェリは、ドンを【木に巣食うモノ】を隠した部屋にドンを誘き出し、彼を生贄にする。
※ドンが色々と騒ぎ立てるので面倒になって殺した、という結構自己中な動機
【木に巣食うモノ】の完全体と対面したJCは、どうにか処分しなくてはと考え、アンジェリと一緒にモーテルごと放火し、その場を去る。
JCとアンジェリを乗せたキャシーの運転する車が雪道を走っている。
実はアンジェリも【木に巣食うモノ】の子を宿していた。息子を亡くしたばかりのアンジェリは、【木に巣食うモノ】を産みたいと言い、生まれてきた【木に巣食うモノ】の赤子を殺そうとするJCを制止する。
JCの目の前で、アンジェリは【木に巣食うモノ】に取り込まれる。JCは何もせず、ただその場から去る。
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腹を切り裂いたのに、キャシーが元気すぎる。
明確には描かれてないものの、恐らくJCの父親は不法入国者から金を巻き上げるビジネスをしており、その不法入国者たちを【木に巣食うモノ】に食わせることで、口封じを図っていた。
息子にもそのビジネスを引き継がせようとしたが、説明不足だったのでこんなトラブルになった。
