ZUSHIO

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのZUSHIOのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい映画だった。
これまで日米問わずヒーロー映画は、ヴィランを倒したり復讐したりして終わり、というプロットを幾万回と繰り返してきたが、バットマンとジョーカー等のDCヒーローでもそうであるように、常にスーパーヒーローとスーパーヴィランは鏡写しあるいは紙一重の存在で、ピーターもベンおじさんやメイおばさんという無条件に愛情を注いでくれる存在が居たから正義のヒーローになれたのであって、Drオクトパスも、グリーンゴブリンらも、ピーターと実によく似た理由で力を得ているのが分かる。
その、紙一重の自分自身を「倒す」のではなくどう救済するのか、というヒーロー映画にとっての命題に対して革新的結末だったと思う。
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