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リチャード・ジュエルのDAIのレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
3.8
アトランタオリンピックで起こった爆破テロを題材にした実録ドラマ。
容疑者とされた爆弾の第一発見者と真実を求める弁護士の闘いを描く。
メガホンを取るのは、俳優・監督としてさまざまな作品を世に送り出してきたクリント・イーストウッド。
『スリー・ビルボード』などのサム・ロックウェル、『アバウト・シュミット』などのキャシー・ベイツ、
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』などのポール・ウォルター・ハウザーに加え、オリヴィア・ワイルド、ジョン・ハムらが出演する。

実際に起きた事件なので、当時の本物の映像なんかを交えて、
丁寧に起きた事を描いていく重厚なドラマでした。
出演しているサム・ロックウェルやキャシー・ベイツなど実力派が揃っていて、
演技という点でも見応えは抜群。

FBIの犯人でっち上げ工作はホント酷いモノで、
これリチャードジュエルがそっち方面の知識がなかったら、
いとも簡単に冤罪で死刑にされてたんじゃないかって。
そう考えると国のチカラ、メディアのチカラって怖いと思います。

自分の地位や名声を守るために不正な行為も平気で行う。
FBIはもちろん、面白そう紙面のトップを飾れそうというだけで、
被害者の気持ちを考えず、根も葉もない事を大々的に報じるメディアも。

どんどん追い詰められる、正直で心優しいリチャードジュエルが、
かわいそうで何で反撃しないんだってイライラしたりもするけど、
最後にバシッとイイトコ見せるのでスッキリするし、エライ!ってなった(笑)

しかしマスゴミのオリヴィアワイルドが今まで散々こき下ろしてきて、
リチャードジュエルを犯人にしようとしてたのに、
母親の会見でマジモンの涙流してたのは唐突過ぎて違和感があった・・・
いやっだったら根拠もなしに犯人扱いするなよってw

実際の事件は調べなくてもイイので是非とも見てみましょう~
DAI

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