かんぶりあ

ドロステのはてで僕らのかんぶりあのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
3.9
劇団ヨーロッパ企画の1作目の映画。
とあるカフェに置かれている2台のテレビが過去と未来を映すタイムテレビになってしまって、そのテレビが巻き起こす、ちょっとしたドタバタのお話。
タイムテレビは2分後の未来を映すため、2分前に一度見た光景が再度展開されていくわけだが、「こうやって2分後に繋がるのか」という種明かし的な展開が続くので飽きさせない。
物語の途中で登場するアイテムは最後の救出劇のための伏線になっていてよく考えているな〜と感心させられた。
タイムテレビとかいうザ・SFなことが起こっているのに、舞台がほぼカフェの中だけなのでこじんまりとした雰囲気で、ほっこりするコメディ映画なのはヨーロッパ企画らしくてとても良かった。