セイラ

461個のおべんとうのセイラのレビュー・感想・評価

461個のおべんとう(2020年製作の映画)
3.5
・RiCE No.16 Autumn 2020 特集 #愛をシェアするお弁当を読んでからぜひ鑑賞してほしい
・お弁当を中心に展開するミュージシャンの父×思春期特有の葛藤を抱える息子の話
・「これは毎日のお弁当についての話だ それ以上でも それ以下でもない」
・誰かが自分のために作ってくれたお弁当を食べたり、誰かのためにお弁当を作ったりしたことが一度でもあるならきっと共感できる

井ノ原快彦さんの言葉を借りれば、「わたしの毎日結構いいんじゃん」と思い、
道枝駿佑さんの言葉を借りれば、「わたしの十代」を鮮明に思い出すような優しい作品。

吉本ばななさんの『ごはんのことばかり100話とちょっと』の
雰囲気が好きな方には心からおすすめ。
因みにRiCEも吉本ばななさん目当てで購入。
『消えた初恋』でパワーのあるセリフを残してくれた道枝駿佑さんの
記事を思い出し、雑誌を読み返してから鑑賞。

RiCE 編集長の稲田浩さんも書いていらっしゃったように日本の「BENTO」は世界に受け入れられつつある。
毎日届く「手紙のような」愛情や思いが込められた贈り物がどれほどあたたかいのかよくわかる作品だと思う。
日本人のとても真摯で愛すべき当たり前の文化が、たくさんの人に届いてほしい。

‐‐‐やっぱ卵焼きでショウガ!‐‐‐
男子ごはんで井ノ原さんが作っていたメニュー。
そういえば、以前卵焼きレビューしたときもジャニーズの方が
出ていた作品だったなあ。縁がある。
細かく刻んだ紅ショウガが肝。
味付けはかつおだし、みりん、ごま油、お塩、お砂糖。
これが本当に普通で、本当に美味しい。
母が作ってくれた味を思い出して、わたしもほろりとしてしまった。
‐‐‐
セイラ

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