このレビューはネタバレを含みます
それにしても、警官が腐ってるとか本当終わってる村。人口の圧倒的多数を占めるのが男。そして警官ガンツの例の通り、大多数の男は腐った連中だろうね。そんな腐った男社会の中で女性は弱い存在。女性の弱さ、それはマリカの職業からも示唆されて。本作のテーマ。本作の描きたいこと。本作のモチーフとなる。
一方で、二人の女性の行動も意味不明。突発的すぎ。脈絡なさすぎ。喜怒哀楽激しすぎ。笑ったかと思えば泣いて。泣いたかと思えば怒って。突然逃げ出したかと思えば帰った来たり。感情おかしいよ。女性ってヒステリックなの?あるいは映画として描き方が独特すぎてそう感じるのか?とにかく不自然だった。
で、映画としては…あまり面白くなかった…ちょっと…いやかなりパンチが弱い…
パンチが弱いの正体は、ストーリーがイマイチ必然性が無いこと。そして不自然なこと。
例えば、ヤナはマリカと協力する必然性が無いよね…あのクライマックスのシーン、マリカ必ずしも必要ないよね??一方のマリカの方も国外逃亡できたはいいけど…身分偽証でのちに色々問題起こるよね?
とストーリーもいまいちピンとこない…
また、マリカが偶然入った家屋が村唯一の女性の家とか!偶然に頼りすぎ。そこでヤナの正体を聞くとか!そんな偶然ないでしょ!不自然。
マケドニア映画って初めて。マケドニアって国、なんとなく聞いたことあるレベルだった…ユーゴスラビアなんだね。