ホアキン・フェニックスの佇まいや子役の演技、ギャビー・ホフマンの『ホアキン・フェニックスの妹感』はとても良かったと思う
音を大切にしている作品なんだろう
子育てということをきっかけに破綻しかかっていた兄妹関係が再生されていくのと、孤独な男が甥っ子と関わる中で色んなものを見直していくところが根幹なんだろう
ただなあ、役者頼み、雰囲気頼みで、あまり伝わるところはなかった、というのが正直な感想
作品の持つメッセージがそもそも中途半端だったと思うし、その伝え方も微妙
音についても物語であまり活かせていなかったと思う
こじつけ感というかとってつけたような感
なんか感動させる作品を作るぜ感がすごい出ててハマれなかった
あと、モノクロにする必要ってなにかあったんだろうか?
正直、真正面から勝負するなら普通にカラーで撮るべきだったんでは?と思う
そういう正攻法ではないやり方を選んだところに姑息さのようなものを感じざるを得ない