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クライマーズのkuuのレビュー・感想・評価

クライマーズ(2019年製作の映画)
3.0
『クライマーズ』
原題 攀登者 The Climbers.
映倫区分G.
製作年2019年。上映時間125分。

中国の登山隊がチョモランマ(エベレスト)登頂に挑む姿を描いた、実話ベースによる山岳アドベンチャー大作。
主人公ファン・ウージョウ役にはウー・ジン。
ヒロインにはハリウッドでも広く活躍するチャン・ツィイー。
現在と過去をつなぐ重要なクライマー役でジャッキー・チェンも出演。
香港のヒットメーカー、ツイ・ハークがプロデューサーを務め、ダニエル・リーがメガホンをとる。

1960年、ファン・ウージョウ率いる3人の中国登山隊は、無謀とも云われた北稜からのチョモランマ登頂に世界で初めて成功。
しかし、その途上、雪崩による滑落の危機に遭遇した仲間を救うため、ファンは証拠となる映像を記録したカメラを失っていた。
そのために登山隊の偉業は国際社会で認められることはなかった。それから15年後、冬の時代を明けた中国が再びチョモランマに再挑戦することになり、くすぶっていたファンは第2次登山隊を結成し、再び世界の最高峰を目指すことになる。

🎼アイム ア カンニングモンキー
ヤァ🎵
ハピカミンモンキー
イヤ キ カ カカカカ~
カンニング竹山。🤓
Cunning monkey(狡猾猿)
(ジャッキーチェン主演『カンニングモンキー天中拳』の主題歌よりっ。
って、香港映画やのになんでゴダイゴが唄うねん)
キャストにジャッキーチェンの名があり鑑賞~ぅ。
ジャッキーチェンと云えば、声優の石丸博也~ぃの声も聴きたさも相まって吹き替えで見るも、ジャッキーいつ出るんやろと、三十分くらい過ぎた頃になんとなくジャッキーポイ若く、見たことない俳優が石丸さんの吹き替えで出てきた。
マサかなぁ!ジャッキーの演じる役はヤン・グアンとキャスト欄にある。
画面上のイケメンも同名。
直ぐに終わるんかと思たら、これがメインジャッキー。
『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』でもこのカンニングモンキー(狡猾猿)を見てるし、あまり驚かなかったが、ジャッキーよ、貴方は若かりし木人拳以前は一重瞼でしたでしょ🥺。
今作品のジャッキーはジャッキーでも、ジャッキーがなりたかった自分でしょ。
って、原寸にチョイ加工(こりゃもう皆が写メでやってるレベルなので許せる)気味のジャッキーチェンはカメオ出演的に出てましたので。
これがありなら、生前の往年の銀幕スターや、実在の坂本龍馬など(写真など残ってて、それで製作したもの)歴史上の人物で映画撮ってよ。
って、ジャッキー詐欺は散々書かれた上、小生も書きなぐったし此くらいにして。

今作品は、チベット自治区でロケが行われたそうです。
そのため、設定はかなり本格的やし、風景はまさに息を呑むような美しさでした。
主演のウー・ジンは撮影前に耐寒訓練を行い、その成果が迫真の演技に表れてた。
山での激しいシーンは、感情豊かな演技力と印象的な特殊効果により、細心の注意を払って撮影されたんやろな。 また、今作品は個人的には好みながらいくつかの欠点もありました。
探検隊のメンバー間の感情豊かな数々の関係は、やや誇張されているように感じられるし、すでに魅力的な本筋と見事な登山シーンから気を散らすだけやったかな。
他の多くの中国作品と同様、今作品も極めて強い愛国主義的側面を持ってたかな。
エベレストは中国の山であり、中国の登山家が登らなければならない、それを証明し全世界に見せなければならないと常に主張している。
あからさまに感情的なサイドストーリーや強いプロパガンダを無視する気があれば、映画ファンを喜ばせるはずの優れた登山映画を作れたんちゃうかな。
設定や特殊効果だけでなく、その予算の多さが印象的で、見る価値がある。欲を言えば、ドラマチックな展開やプロパガンダを抑え、女優や俳優の演技力をもっと高めてほしかったかな。
まぁプロパガンダ部分を無視したら、楽しめた作品でした。
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