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ネコナデのoden8のレビュー・感想・評価

ネコナデ(2008年製作の映画)
3.0
猫映画というよりは、会社で孤独に闘う男の日常をさら〜っと描いた作品。
ドラマ版は観ていないが、ドラマの方が良さそうなストーリー。

人材の育成や活用の苦労が、触り程度に描かれている。中間管理職の人や後輩のいる人であれば、少なからずその苦しみが理解できるのでは…。
人を育てる、活用することの難しさ。それは、会社の意向とそれぞれ個人の自分の役割や働き方に折り合いをつけさせ調整しなければいけない。人と会社を尊重しながらも、サラリーマンである以上は、業績を追い続けなければいけない。

そりゃ〜鬼塚さんも、会社帰りの夜の公園で独りコーヒーを飲む時間がいるよねん。そんな、胃の痛みと戦い続ける男に救いの天使トラにゃんと出会う。そして、トラにゃんが孤高の企業戦士を一人の働く人間に戻してくれる。

お猫様ムービーを欲していた僕からすると…お猫様のご活躍弱めで物足りなさを感じずにはいられない。けど、大杉漣様が主演ということもあり。それなりに観れるのも確か。
ストーリーと脚本がさっぱりテイストで、安いアメリカンのコーヒー感は否めないかなん。

お猫様は、撫でてもうたら最後。彼らの魔力から逃れることはできへんのでごさ〜ます。

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 3
Acoustic (音) 3.5
22-434
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